化粧の手間を省くことができるとあって近年人気を集めている医療アートメイクですが、タトゥーによるアートメイクと混同してしまう人が多いです。
ここでは従来のタトゥーによるアートメイクと医療アートメイクの違いについてまとめてみましょう。
医療アートメイクとは?
医療アートメイクとは医療機関で行われるアートメイクのことです。
皮膚下部分に針を入れて肌に染色を施す施術であり、眉毛、アイライン、リップなどのパーツに施していきます。
医療アートメイクをすることで、化粧をする時間が短縮されますし、水や汗で消えてしまうこともありません。
またメイクの時短のため以外にも病気やケガで欠損してしまったパーツに補修するという目的で医療アートメイクをすることもあります。
タトゥーと医療アートメイクの違いとは?!
医療アートメイクは肌の下に色を入れるものなので、タトゥーと混同する人が多いのですが、タトゥーとアートメイクは違うものになります。
医療アートメイクとタトゥーの違いはずばり「その目的」と「色を入れる深さ」にあります。
医療アートメイクでは体にもともと存在する眉毛などを綺麗な形に整えたり、濃さを調整したりするために入れるという目的があります。
一方タトゥーは、ファッションとして入れる目的が強く、眉毛などがある部位ではなく、肌に色素を入れるという施術になります。
つまりタトゥーは本来存在していなかった模様、装飾を入れるという目的があります。
色を入れる深さはタトゥーと医療アートメイクでどう違うの?!
医療アートメイクとタトゥーの大きな違いは色素を入れる深さです。
医療アートメイクでは皮膚下0.01㎜~0.03㎜程度の表皮と呼ばれる浅い部分に色素を入れます。
一方タトゥーは真皮と呼ばれる表皮よりももっと深い部分に色素を入れていきます。
つまり医療アートメイクよりもタトゥーの方がより肌の奥深い部分に色素を入れるので、退色するまでの期間に違いがでるのです。
深くに入れた色素はなかなか退色することはありません。